『ワールドサッカー実況ウイニングイレブン4』はコナミ(現コナミデジタルエンタテインメント)より、1999年9月2日に発売されたウイニングイレブンシリーズの1つ。PlayStation対応。
新要素
日本代表(1999年当時)はすべて実名で収録。
ウイイレシリーズの定番メニューと言えるマスターリーグが今作で初めて搭載された。
同じくエディットモードも今作で初めて搭載。
フォーメーションエディットは今作より本格的に実装。
傾向と対策
攻撃において前作より体の向きと違う向きのパスやダイレクトパスの精度が下がっているため、パスが通りにくくなったいる。より丁寧なパスを心掛けるようにしたい。センタリング、パス共に余裕があればダッシュをとめて体の向きをパス方向に向けて行おう。WE4新しく加わったアクションに浮き球のスルーパス、浮き球のワンツーパス、フェイントA、フェイントBが加わった。浮き球のスルーパスはスペースに浮き球を供給できる。ゲージでの調節がない分、安易に使用できる。反面、やや、長いボールになる傾向にある。
守備については前作と同様の感覚でいいだろう。とくに注意が必要なのは、パスが通りにくくなった点。自陣でボール奪われる事態は避けたい。またボールをクリアをするときに時間がかかるようになったのでより素早いクリアが必要だ。やはり、セーフティファーストを心掛けたい。
チーム紹介
アイルランド
2人にキーンが中心。中盤に構えるロイ・キーン攻守にわたり活躍する。また、守備陣にプレミアシップの選手を抱える。
北アイルランド
英連邦の中では戦力的に見劣りがする。攻撃はワントップのドゥーイーの活躍にかかってくるが全体サッカーを心がけたい。
スコットランド
堅い守備できっちり守るのが伝統のチーム。金髪のセンターバックヘンドリーで守る。攻撃はギャラハーが中心になるだろう。
ウェールズ
ギッグス、ソーンダース、ヒューズの攻撃陣は高いポテンシャルを有している。
イングランド
サッカーの母国イングランド。ワールドカップですばらしいゴール決めたワンダーオーウェンがFWに入り得点力が増加、イングランドの誇るストライカーシアラーとのコンビにスパイスガールズが恋人のベッカムからのパスで流れを作ろう。献身的なプレーのインス、堅実なネビル兄弟の兄ゲリー・ネビルと派手さはないが安定感のあるGKシーマンもキーマンだ。
ポルトガル
中田(英)が尊敬するルイ・コスタが華麗なラストパスを供給する。また、パウロ・ソウザが中盤を引き締める。
スペイン
スペイン無敵艦隊と呼ばれ、守備の堅さは定評がある。リベロから中盤までこなすイエロで失点を防ごう。もはやスペインの中心になったラウルだがパス出しやシュートと活躍の場は多い。
フランス
ワールドカップ98開催国にして初優勝を飾ったフランス。優勝に大きく貢献し、’98年の最優秀選手になったジズーことジダンからのパスは芸術的なので有効に活用しよう。ミッドフィルダーには得点力もあるジョルカエフ、キャプテンとして引っ張ったデシャン、長髪と振り乱して活躍したプティと多彩である。デサイー、ブランと高く強力なセンターバック、素早い上がりのサイドバックのテュラヌ、リザラズと光るプレーをみせたGKバルテズと強力ディフェンス陣で安心だ。問題だった得点力不足もアスリートタイプのフォワードのアネルカが加わったことで解消された。
ベルギー
赤い悪魔の異名を持つチームのまとまりのいいチーム。オリベイラは得点源として活躍する。ムボ・ムペンザとロコンダ・ムペンザの兄弟がおり将来が有望だ。ワールドカップ4大会連続出場の大ベテランバンデルエルストがチームを引き締める。
オランダ
オランダの代名詞的フォーメーション3-4-3から4-4-2に変更して大会に臨んできた。ツインタワーこと精度の高いベルカンプとヘッドのうまいクライファートを有効に活用したい。中盤は積極的に動き回れるダービッツ、トップもこなす双子のロナルド・デブールがおり層が厚い。長身GKファンデルサールとキャプテンで双子のフランク・デブール、スタムで守備を担う。
スイス
イタリア
左サイドマルディーニ、エースキラーカンナバーロと守備は堅い。中盤にアルベルティーニ、D.バッジオはいるが守備的な選手なので攻撃への切り替えが難しい。層の厚いフォワード陣はイタリアの至宝R.バッジオのテクニック、デルピエロはパス能力、ビエリの高さと目移りするほど。
チェコ
世界ランキング上位の強豪。
ドイツ
チームの若返りが進み生まれ変わった。スタミナの不安がなくなった反面、信頼できたFWクリンスマンがいなくなった点が大きい。強烈なヘッドを持つ苦労人ビアホフがセンターフォワードをつとめる。ディフェンスにワールドカップ5大会連続出場を果たしたマテウスがリベロには入る。
デンマーク
ダニッシュ・ダイナマイトの異名を持つ。シュマイケルはすべてに優れたGKであり簡単には得点を許さないだろう。ラウドルップ兄弟がチームを去り、攻撃の組み立てが重要になった。
ノルウェー
フロナウドことT・A・フロは長身を活かしワントップターゲットマンとして活躍する。ヨンセンを中心にプレスをかけ、守備は堅い。
スウェーデン
フィンランド
ポーランド
スロバキア
オーストリア
ハンガリー
クロアチア
東欧のブラジルと称される個人技の高いチーム。ボバンがゲームのポイントを作る。百メートルを11秒台で走るヤルニの攻撃参加やワールドカップ得点王スーケルの強烈なシュートを利用しよう。ペルージャで活躍のラパイッチが加入、動き回ってチャンスを作ろう。
ユーゴスラビア
ユーゴスラビアをキャプテンとして引っ張るグランパスでも活躍のピクシーことストイコビッチはゲームメーキングにたけており、中心として活用しよう。控えにはジェニオの愛称を持ち天才ドリブラーとして有名なサビチェビッチもいる。フォワードに1トップのロナウドのライバルことミヤトビッチがチームの得点の鍵になる存在にある。フリーキックの際はスペシャリストのミハイロビッチで狙っていこう。
ルーマニア
ワールドカップフランス大会にて決勝トーナメントに出場し一部のスキンヘッドの選手を除いて金髪に髪を染めた。年齢から控えになったが東欧のマラドーナことハジを中心に置きゲームメークを担当させよう。得点能力の高いイリエとスイスで活躍したモルドバンが得点を挙げてくれるだろう。
ブルガリア
レイソルに在籍したストイチコフは左足からの華麗で強烈なシュートを放つ。控えのペネフやフリストフの高さを利用した攻撃パターンもある。左利きの司令塔バラコフがいなくなったが中盤はそこそこパスが出せる。
ギリシャ
オリンピック発祥の国ギリシャ。アメリカ大会メンバーマフラスがいる。
トルコ
ウクライナ
ACミラン電撃加入したシェフチェンコは凄まじいスピードを有し、嗅覚にも優れている。
ロシア
モロッコ
アトラスのライオンと称されるチーム。リベロのナイベド、司令塔ハッジ、砂漠のマラドーナことバシルと各ポジションにいい選手がいる。
チュニジア
中盤のベヤからスピードのあるベンスリマヌに出したい
エジプト
ナイジェリア
スーパーイーグルスの愛称を持ち、抜群の身体能力には圧倒される。特にアモカチのスピードは速く、相手チームのディフェンスを切り裂くのは容易である。控えにいる長身197cmのカヌーを使ってアモカチからのセンタリング相手に活用しよう。中盤は司令塔オコチャと強烈なシュートを放つボランチのオリセーがいる。髪の毛が緑色でとても目立つウェストは守備の要だ。
カメルーン
不屈のライオンの愛称を持つ。なにわの黒豹ことエムボマのシュートの破壊力は鮮烈である。ワールドカップではボランチもつとめた。中盤のヌドも長身で面白い選手だ。堅い守りで知られるGKソンゴオは頼れる守護神だ。
南アフリカ
バファナ・バファナと呼ばれるチーム。赤鬼ことトルシエ監督がワールドカップ時に指揮をしていた。フォワードに期待の星マッカーシーとマシンガがいる。
アメリカ
1994年大会の開催国。MLSも発足したがいまだ4大スポーツも人気に追いついていないのが現状。アメリカの点取り屋ウィナルダが中心。
メキシコ
名物GKのカンポスがいる。試合前の写真撮影ではボールの上に立つほど身長はGKとしては低いのだがジャンプ力と判断のよさでカバーしている。このチームは総じて選手の身長が低いので相手チームのあげてくるセンタリングには十分注意しよう。ガルシア・アスペとラモン・ラミレスのレフティーの二人から、エルナンデスと秘技ブランコバウンスを披露したブランコに渡そう。
ジャマイカ
レゲエ・ボーイズの愛称を持ち、イングランドから来た選手によりチームのパワーアップをはかった。守備に核となる選手がおらず、全員守備を心掛け少ないチャンスをジャマイカのロナウドことバートンの活躍とウイットモアのロングシュートで勝利をもぎ取ろう。
コロンビア
アスプリージャは身体能力が高く、ボールを多く供給したい。また、ペルージャ入りしたボラーノもいる。アフロヘアーでおなじみのバルデラマは控えになり運動量は落ちているが展開力は素晴らしい。
ブラジル
日本でなじみの深いドゥンガ、セザール・サンパイオが去ったカナリア軍団ではあるがスター軍団であることは変わりなく有利に試合を運びやすい。中でもFWロナウドの能力は世界最高レベルでシュートがよく決まる。ロマーリオが復帰し、RoRoコンビになりロナウドのフォロー体制もばっちりだ。栄光の背番号10リバウドが攻撃に強く関わり2列目からも十分狙える。元ヴェルディのアモローゾがイタリアで能力が開花し、攻撃陣の充実ぶりは素晴らしい。CMで素晴らしいドリブルを見せたデニウソンも控えている。両サイドバックのカフーとR.カルロスは積極的にオーバーラップさせたい。特にR.カルロスはフリーキック時に独自のモーションがあり、象をも倒すほどのキック力を有している。レオ様ことレオナルドはキャプテン問題により控えに。
ペルー
日本との対戦がありなじみのチームになった。長身を生かしたポストプレー役のマエストリ、突破力のあるソラーノ、トップ下のパラシオスとオフェンス陣にタレントが揃う。
チリ
出場停止処分があけワールドカップに戻ってきたチリ。ツートップだけなら最強クラスの強さがある。ZA-SAコンビのジャンプ力からのヘディングが武器のサモラノ、小柄ながらも巧いヘディングと鋭いシュートのサラスは脅威だ。守備にやや難があるがガンガン攻めたい。
パラグアイ
キーパーのチラベルトが中心の守備のチーム。センターバックのアジャラ、ガマーラのコンビも強力でチラベルトをサポートする。オフェンスに不安があったが17歳の超新星サンタクルスが代表入りしパワーアップ。魚嫌いの司令塔トロことアクーニャを基点にし、PKやFKのときは積極的にチラベルトで狙っていきたい。
ウルグアイ
ワールドカップ第一回大会優勝国。南米屈指の司令塔レコバからフォンセカにパスを出して得点しよう。
アルゼンチン
日本のワールドカップデビュー戦の相手国。日本ゴールにボールをねじ込んだバティストゥータの能力は恐ろしいものがある。バティゴールを決めてガルバルディポーズを取りたい。もう一人のFW”ピオホ”ことクラウディオ・ロペス、ドリブルのうまいオルテガ、ボールの集まるベロンとバティストゥータのサポート陣もシュート力があり実に充実している。イタリアで活躍のクレスポ、南米選手権のPKで話題になったパレルモ、パスセンスの光るガジャルドと好みによって使い分けられるのも魅力だ。
日本
トルシエ監督になりフラット3のバックスをひくようになった。チームは南米選手権ボリビア戦のオーダー。ゴールを決めても相変わらずクールな中田(英)を素早くエントリーしてFWにどんどんキラーパスを供給したい。中盤は日本が誇るレフティー名波、日本のデシャンこと伊東がいる。また守備は比較的安定しているが、高さがないので空中戦には要注意。現在、深刻的得点力不足に陥っており工夫が必要だ。
韓国
アジアNo.1のリベロことホン・ミョンボがいて、壁の役割を果たす。城に遺恨のあるユ・サンチョル、コリアンボマーことキム・ドフン、J復帰のノ・ジョンユン、ハ・ソクジュ、見事にJリーグにマッチしたファン・ソンホン、新加入のチョ・ソンヨンと日本になじみの選手が多い。攻撃の中心は川口のライバルチェ・ヨンス。控えにいる成長著しいイ・ドングにも注目だ。
中国
イラン
アジア最強の2トップこと小柄なアジジと長身のダエイをサポートする形で得点力のある中盤のバゲリ、右サイドマハダビキアのスピードで攻め、守備の不安を吹き飛ばそう。ゴールキーパーのアベドサデーがアジア第3代表決定戦で見せた時間稼ぎを使えばらしくなる。
UAE
サウジアラビア
アジアNo.1GKことデアイエがばねを活かした堅い守備をみせる。衰えが見えS・オワイランの94年の再現は難しくなっている。左利きの司令塔ムワリドからスピードのあるジャバーへというパターンを確立したい。
オーストラリア
プレーオフで本大会出場を逃しているオーストラリア。日本で活躍したA・ビドマー、ポポビッチ、フォックスを中心選手として戦いたい。キーパーボスニッチはマンチェスターユナイテッド入りした。
U-22 日本
残念ながら中田(英)を実際のように五輪代表にいれることはできない。しかしながらダブル司令塔に小野と中村のコンビがおり面白いサッカーを展開できそうだ。怪我で出遅れている分、小野には活躍させたい。また中村がチャンスでボールをもらったら、得意のループシュートで決めたい。本山は日本に久々に登場したドリブラーなので局面打破に使おう。更迭により控えに甘んじているが柳沢はこの世代では頼れる存在なのでレギュラーにして起用しよう。守備ではボンバー中澤が長身を生かしたディフェンスを行い、キャプテン宮本が壁の役割になる。
(注:ゲーム中で登場する選手名とは異なります。実在する選手と思われる選手名として紹介しています。)
エディットサポート
ポ
ジ
シ
ョ
ン 選手名 実況 国・地域 身
長 攻
撃
力 守
備
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ナ ス
ピ
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DH ドゥンガ ドゥンバ ブラジル 178 6 8 8 7 6 5 8 8 7 6 7 7 6 7
DH セザール・サンパイオ サンパイロ ブラジル 177 6 7 7 8 6 6 7 7 6 8 8 6 6 7
OH ミカエル・ラウドルップ ミカイル・ラウドルック デンマーク 183 7 4 7 6 6 6 8 7 8 7 6 8 8 8
CF ブライアン・ラウドルップ ブライオン・ラウドルック デンマーク 186 8 3 7 7 8 7 7 8 8 7 7 8 6 8
新提案
●カンポスFW作戦
WE4よりGKがフィールドプレイヤーを、フィールドプレイヤーがGKをすることが出きるようになった。そこで実際の試合でもGKとフォワードの掛け持ちを行った事のあるカンポス(メキシコ)をフォワードに起用しよう。もし点を上げることになれば、精神的ダメージを与えるのは必至だろう。ましてヘディングシュートとなると。同様に川口(日本)コーナーキック専用フォワード作戦もある。
前作との相違点
エディットで選手を作成できる
マスターリーグが追加
使用チームが大幅に増えた
新しいアクションが増えた
http://www.geocities.jp/amurorey/soccer.html#WE4
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